日進舘の過ごし方

◇ 早朝散歩 ◇



当館では、雪解けの5月中旬頃から、雪が降り冷え込みが厳しくなる11月初旬までの間、お天気が良い日は朝6:00~7:00の約1時間、ご宿泊のお客様を周辺の散策&ウォーキングにお連れする『早朝散歩』を実施しています。

 

 




朝6時に当館を出発すると、7時までの散歩の最中にちょうど日の出にあたります。万座温泉は盆地のような形状になっていますので、通常よりも日の出が遅れるということと、日の出時刻が早い夏至の頃は朝日山山頂付近から日が昇り、日の出時刻が遅い冬至の頃は朝日山と本白根山の間の低い場所から日が昇るからです。一日を日の出から始めることができる万座温泉日進舘付近は早朝散歩に最適の場所といえるでしょう。





春はカラマツやダケカンバの芽吹きから始まり、夏は高山植物が咲き乱れ、秋はナナカマドやミネカエデの紅葉、そして初冬には樹氷や霜柱などが見られ、万座には季節の見どころがたくさんございます。旬の花々や山菜等の植物の話や、神秘的な原生林のお話はもとより、万座温泉の歴史の話や、雪、火山、動物、野鳥、昆虫の話…などなど、当館インタープリターが万座の風景に書き込まれたもの、こと、歴史などと共に、朝のお散歩をご案内させていただきます。




早朝散歩のコースは、季節や担当インタープリターによってさまざまとなりますが、コースと見どころの一部をご紹介させていただきます。


≪熊四郎山遊歩道≫

日進舘奥の薬師堂から万座温泉象徴の山・熊四郎山の参道を登ります。弥生式土器出土の岩窟には大山祇神と稲荷様が一体となった稲綱宮があります。更に上部には展望台があり、ここから見るすり鉢状の奥万座川渓谷と万座温泉、四阿山の眺めは素晴らしいものです。帰りは朝日山ゲレンデを通り、群馬県最大のゴヨウマツと対面しましょう。





≪かたらいの森≫

当館から万座プリンスホテル方面に10分ほど進むとある、牛池を中心とした散策コースです。40分程で一周できるコースにはシンボリックな形の根上がりコメツガ大径木、湿原ではウメバチソウやコバイケイソウ、マルバタケブキなどの湿原植物、池のほとりには東屋もあり、小規模ながらも見どころ豊富で、万座の湯客の憩いの森となっています。隣接して万座温泉スキー場のプリンスゲレンデがあり、夏はヤナギランなどの草原植物が群落をなしています。




≪万座峠≫

県道牧干俣線を長野方面に道路を歩いていくコースです。車道ですが早朝は車がほとんど通らず、危険ではありません。少し1時間では足りない方もいらっしゃいますが、汗がにじむ程度のウォーキングが健康増進に良いとされています。万座峠では周囲の奇岩と松川渓谷の紅葉、そして谷の向こうには志賀高原のシンボルの山である笠ヶ岳が朝日に照らされています。汗をかいて歩いた甲斐は、あるコースです。




この他にも、「空吹コース」、「茶水コース」などもございます。湯治プランで長くご滞在のお客様でも、毎日楽しんでいただけるように、コースを変えてご案内いたしております。


松本今夫

早朝散歩の達人 松本今夫

日進舘インタープリター、夜警主任。生まれも育ちも嬬恋村。田代地区のおっちゃんでしたわれています。
松本今夫公式ブログ 早朝散歩の達人
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